CROSS TALK

使いやすさの先を見据えて、
冷凍食品の価値を高める。

生産技術開発部 第3グループ

部下の挑戦を支える管理職
入社27年目

Mさん

生産技術開発部 生産技術第3グループ
1992年入社/農業科卒

包材開発のプロフェッショナル
入社8年目

Sさん

生産技術開発部 生産技術第3グループ
2011年入社/工学部卒

目指すは検査装置の
プロフェッショナル
入社4年目

Nさん

生産技術開発部 生産技術第3グループ
2015年入社/工学部卒

Q1味の素冷凍食品における生産技術の役割を教えてください。

S
私は冷凍食品トレイの開発や新しい包装形態などの包材開発をメインに行っています。機能性はもちろん、商品に合うような材質や形を考慮して設計します。
M
世の中には彼女が作ったパッケージやトレイがたくさんあるということです。
S
Mさん、大げさすぎますよ(笑)。他には、冷凍食品を小分けにしてミシン目で切り離せるタイプにしたり、捨てる際に小さく縮められるようにしたりといった機能性包材などの開発や改良を中長期のテーマとして扱っています。
M
中長期テーマで言うと、世間で取り上げられているプラスチック問題にも取り組んだよね? 冷凍食品にさとうきびを使用したバイオマストレイを採用したのは、当社が初めてです。今後も、環境に考慮したトレイが製品化される予定です。
N
私は商品の表面や内部、包材まで、あらゆる検査を担当しています。商品に関するクレームがあった場合、どのような検査をすれば改善できるのかをメーカーと一緒に考えながら進めています。
M
我々の部署は、オリジナルの物を生み出す専門分野です。メンバーには日頃から「プロフェッショナルになれ」と伝えています。

Q2冷凍食品の生産技術の面白さ、やりがいはどんなところですか?

N
生産現場からの依頼に対応できた時です。たとえば、人の手でしか取り除けなかった異物や汚れなどを検査機で検出できるように設定を組めた時は、達成感を得られました。検査内容は多岐にわたるため、その都度やることは異なります。場合によっては、中身の検査に使っていることが外見の検査にも対応できるなど、過去のアイデアや技術を生かせることもあります。機械の開発メーカーには私のアイデアをお伝えして具現化してもらうようにしています。最近では、いい協力関係が築けていると感じます。
M
Nさんは、思考力や発想力が身についてきていると感じます。着実に成長していますね。
N
最近では、服を買いに行っても「このタグシールはきれいに貼ってあるけど、どうやって剥がすのかな」と別のことに目が行くようになりました(笑)。
M
そういう目線で見られるようになるのは、日頃の訓練の賜物だと思う。新しい発想の源にもなるからね。
S
私は、自分の発想した形状やデザイン性を付与したオリジナルのトレイや袋形態を設定できることが面白くもあり、やりがいを感じます。
M
Sさんが包材を担当した「チーズハンバーグ&ナポリタン」は、マーケティング部に好評だったよね?
S
そうですね。「チーズハンバーグ&ナポリタン」はお弁当用のカップにハンバーグとナポリタンが入った商品です。冷凍食品の場合、商品を取り出しやすいようにトレイに指穴をつけています。本来はただの丸型ですけど、それだとちょっと殺風景な気がしてパンダの顔をつけました。マーケティン部の方にも「かわいいね」と言ってもらえました。
M
Sさんが入るまでは男性しかいない部署だったせいか、指穴をパンダの顔にするという発想は生まれませんでした。Sさんは独自の目線でアイデアを生み出すことができ、設計のプロに育ったと実感しています。
S
パンダの顔は、あってもなくても商品そのものに変わりはないと思います。でも、ちょっとした遊び心を加えることにより、気付いてくれるお客様もいるかもしれません。いずれはお客様からの反響を得られるとうれしいですね。
M
我々の部署のやりがいは、自分の発想を形にできることです。さらに、世の中に残すことができるのは非常に魅力的だと感じます。工場であれば、現場からの「ありがとう」という言葉が励みになります。今はSさんとNさんがそれぞれの分野でがんばってくれていて、私もうれしく思います。

Q3入社した当初の思いや悩みを覚えていますか?

N
私は2年目の夏に現在の部署に異動になりました。当初は知識が追いつかず、社内会議や工場とのやりとりでも大変なことが多かったです。とはいえ、工場からの質問に対して「異動したばかりなので、わかりません」とは言えません。前任者に話を聞いたり、過去の資料を見ながら現地に装置を触りに行って納得したりして、一つひとつ理解しながら進めました。
S
包材開発で大変なのは、アイデアがあってもコスト面で諦めなくてはいけないことです。この商品にはこれを使いたいと思い、中長期で扱ってきても全てが製品化に繋がるわけではありません。包材に携わっている以上、どうしても苦労することはありますね。
N
コスト面で諦めなくてはいけないことは、検査より包材の方が多いですよね。
M
あるテーマが製品化に至らなかったとしても、ひとつの知見としては残っています。似たようなテーマの依頼が来たらすぐに提案できると思いますよ。

Q4印象に残っている仕事について教えてください。

N
半年ほど前に、Sさんが取り組んでいた仕事を引き継いだことです。設備はほぼ決まっていて、私は商品の包装から箱詰めの流れを担当しました。今までの私だったら担当する検査機のみを見ていましたが、工場のラインの場合はその前後の工程も重要です。この取り組みを機に前後の設備の不具合や工夫に気づけるようになりました。同時に、設備のアイデアも継承することができたため、メーカーへの提案内容も大きく変わりました。
S
同じ部署のM先輩が(大雪時に)骨折してしまい、2カ月ほど出社できなくなってしまったことがありました。いつも頼っていた方の不在によって、自分で判断することが必要になりました。ところが、当時は自分に知識がなかったばかりに、何を選べばいいのかもわかりませんでした。勉強をするとともに、成長につながったと思います。
M
M先輩って……、私の骨折がターニングポイントだったのか(笑)。
M
現場に復帰した時に、Sさんの成長を感じました。彼女自身が次に何をすればいいのかを必死に考えて、実行した結果だと思います。これまでは本社や工場でわからないことがあると私に電話がかかってきましたが、私の不在を機にSさんに連絡が行くようになりました(笑)。

Q5この職種のキャリア、今後の目標は何ですか?

N
「検査装置といえば、Nに聞いてみよう」と言ってもらえるようになりたいです。近頃は、ロボット活用による省人化や新技術の活用にも取り組んでいます。社内にはロボットに詳しい人がまだ少ないので、私がそうなりたいですね。
S
中長期で扱っているテーマを一つでも多く製品化につなげることです。最終的にお客様の手に渡るものなので、何を求めているのかを知ることが大切です。私自身がトレンドに敏感でいられるよう心がけています。
M
チームとして目指しているのは、冷凍食品の高付加価値化です。お客様にもっと味の素冷凍食品のファンになってもらいたい。店頭でお客様が最初に目を留めるのが、我々が手がけるパッケージです。他社との差別化をはかれるような戦略を考え、チームを導いていきたいと思っています。

Q6改めて感じる味の素冷凍食品の魅力は?

S
海外にグループ会社があるので、海外でも仕事もできることです。私も何度か行かせてもらいましたが、新しいパッケージを見たり、現地の工場の方と交流したり、発見できます。
M
言おうと思ったことを先に言われてしまった!
N
もっとありますから大丈夫ですよ(笑)。私としては、冷凍食品が一つのポイントです。他のメーカーさんと交流した時に「冷凍食品やったことがないんだよね」と声をかけてもらうことがよくあります。互いにアイデアを出し合って、ものづくりへのきっかけになることも多いですね。
M
味の素はグループ会社間でコミュニケーションを取れるようになっています。包材だと設計者が集まってクレームや技術に関する情報を共有する「包材設計連絡会」を3カ月に1回くらいの頻度で行っています。グループの知見もたまりますし、社員同士のコミュニケーションの場にもなっています。

Q7最後に、学生の皆さんへのメッセージをお願いします。

S
入社した時点で自分のやりたいことがわかっている人は、あまり多くないと思います。やりたいことがないことを気にすることはないけれど、だからと言って何もしないのはよくありません。まずは、自分の担当業務でなんでも挑戦してみることが大切です。
M
相手の目を見て、自分の言葉で意見をはっきり言える人が伸びていくと思います。そういえば、私がSさんの面談をした時には、すでに「パッケージ作りに携わりたい」と言っていました。
S
全く覚えていないです(笑)。
M
工場見学をした時にも、Sさんはずっとメモを取っていたよ。
N
Mさん、よく覚えていますね(笑)。包材は、長く取り組んだテーマがあったとしても、コストなどの面で形にならないことも多々あります。上手くいかなかった時に、気持ちを切り替えたり、物事を前向きに考えたりできる人の方がいいと思います。それに、前向きな人の方が一緒に仕事をしていて楽しいですからね。

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