東北復興支援への取り組み

東北に元気を! 明日を耕すプロジェクト

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2012年度プロジェクトレポート 遠野まごころネット活動報告 皆様からご寄付いただいた支援金を使った、被災地での農業復興支援の様子をレポートとしてお伝えいたします。

2012年6月26日(火) 岩手県上閉伊郡大槌町 大槌町まごころの郷にて
「遠野まごころネット」の支援先のひとつ、「大槌町まごころの郷」を訪ねました。

岩手県の太平洋側に面する町、上閉伊郡大槌町にある「大 槌町まごころの郷」。今回の支援金の贈呈先、「遠野まごころネット」が活動している拠点のひとつです。こちらでコーディネーターとして日々活動をされている、遠野まごころネットの宮本賢治さんにご案内をいただきました。

3本の稲穂からはじまった、「復興米」。

「ここでは、長期的な地域づくりの拠点として新たな交流の場を提供しています。また、被災された方々に農地を貸し出し、ボランティアとともに農園づくりを行うほか、地域の方々とともに『復興米』をつくるプロジェクトにも力を注いでいます。」
この「復興米」は、被災した大槌町に届いた3本の稲穂からはじまったプロジェクトです。震災から7ヶ月すぎた2011年10月、この町に住む菊池妙さんは、流されてしまった自宅の基礎部分に、3本の黄金色に輝く稲穂が実っているのを偶然に見つけました。元々住宅の周囲は田んぼなどなかった土地だったそうです。
その菊池さんはこうおっしゃいます。「なぜここに稲穂が実っていたのか、今でも不思議でなりません。」塩害地だったにも関わらず、立派に自生した3本の稲穂を見て、「この稲穂から多くの種を育てて、『復興米』をつくろう」と、菊池さんは立ち上がりました。その後、中学時代の同級生である臼澤康弘さんや「遠野まごころネット」スタッフほか多くの協力者が加わり、育成チームが誕生しました。

地域住民とともに、地域の希望を育てる。

3本の稲穂から採れた種は、全部で443粒。それを水に浸けて芽を出したのが、約150粒でした。2012年5月26日、大切に育てた苗を、関係者全員で丁寧に田んぼへ植えました。今、その苗は30cmほどまで伸び、青々と育っています。これから先の目標は、この「復興米」の種を何倍にも増やすことだそうです。被災地にたどり着いた3本の稲穂が、いまでは大槌町の大きな希望となっていることは間違いありません。
「『復興米』や貸し農園をきっかけに、今後も仮設住宅の方やボランティアの方々の交流の場所になるように活動していきたいと思っています」と話してくださった遠野まごころネットの宮本さん。将来は、これらを大槌町の観光資源へと結びつけられるよう、地元の方々と取り組んでいくそうです。

遠野まごころネット 宮本 賢治さん

遠野まごころネット
宮本 賢治さん

「『復興米』は、いまでは大槌町の大きな希望です。」

大きな期待を背負って育つ「復興米」の田んぼの側では、被災された方々に貸し出されている約41区画分ある農園で、じゃがいもやだいこん、枝豆など、たくさんの野菜が育っています。「4×4mの小さな畑ですが、仮設住宅に住む方々にとって、大きな生き甲斐になっているようです。「復興米」とともに、みなさんの大きな希望が、ここで育っているような気がします。」と、宮本さんはおっしゃいました。

2012年度支援先のご紹介
  • 農家のこせがれネットワーク

    ※農家のこせがれネットワークに関しては、団体をバックアップしている日本財団を通じて寄付されました。

  • 特定非営利活動法人農商工連携サポートセンター
  • 特定非営利活動法人遠野まごころネット