東北復興支援への取り組み

東北に元気を! 明日を耕すプロジェクト

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2014年度プロジェクトレポート クロ—バ—ズファーム活動報告 皆様からご寄付いただいた支援金を使った、被災地での農業復興支援の様子をレポートとしてお伝えいたします。

2014/10/25(土) 宮城県東松島市牛網地区にて
「特定非営利活動法人みやぎスマートアグリ」が支援する「株式会社よつばファーム」でサツマイモの収穫を取材しました。

東松島の海から1〜2kmほどの場所。津波で激減してしまった海辺の松を遠望する場所に「株式会社よつばファーム」はあります。お天気に恵まれたこの日、味の素冷凍食品のボランティアがサツマイモの収穫のお手伝いに訪れました。

安心して食べてもらえる野菜を人の手で

「よつばファーム」が大切にしているのは、子どもたちにも安心して食べてもらえるような野菜を育てたいという想い。とれたてをおいしく食べられるようにと、農薬をなるべく使わずに野菜を育てています。「野菜の力を活かしながら、心を込めて育てていきたいと思っています」と話すのは「よつばファーム」の熱海光太郎さん。人の手の温かみのある野菜を育てたいと、これまでは、農作業もできるだけ手作業で行ってきました。「けれども、生産量を維持し、たくさんの東松島の土地を活用していくためには、効率化を図るべき部分もあります。そのために、一部機械の力も借りることにしたんです」。そんな「よつばファーム」を後押ししているのが、「東北に元気を!明日を耕すプロジェクト」の支援です。

株式会社よつばファーム 熱海 光太郎 様

株式会社よつばファーム
熱海 光太郎 様

耕作機器の力を借りて、産量をアップ

熱海さんは、支援金を利用し、種まき機と、畑の畝(うね)を作るためのトラクターを購入しました。この2つの機械の導入によって、格段に効率よく作業を進められるようになりました。
この日収穫したサツマイモの畝(うね)もトラクターで作られたもの。「以前から栽培してみたかった作物のひとつなのですが、震災後、近隣農家の方のご協力もあり栽培に取り組むことができるようになりました。トラクターの導入で以前よりも少人数で早く畝(うね)を作ることもできて助かりました。」と熱海さん。


また、この秋には、種まき機を使って、ちぢみ雪菜のタネもまきました。
「ちぢみ雪菜は、仙台で消費量が増えている地野菜です。 東松島の気温や風、土など、この土地ならではの自然の恵みを活かした野菜を作りたいですね」。
地元の農業者と連携を深めるのも、「よつばファーム」の大切な活動のひとつです。
「人とのつながりが、津波で破壊されてしまった土地をつないでいくのだと思います。将来的には、この海辺の土地で収穫された野菜が、東松島のブランドになっていったらいいと思います」。


震災からもうすぐ4年。
熱海さんの挑戦はまだまだ続きます。

サツマイモの収穫と畑の整地を行いました。

サツマイモの収穫作業が行われたのは、「よつばファーム」から歩いて5分ほどの場所にあるサツマイモ畑。味の素冷凍食品の社員約20名が、サツマイモの収穫と収穫後の畑の整地に取り組みました。まずは、サツマイモのツタを抜く作業。ツタを抜けばサツマイモが付いてくるイメージがありますが、現実は、なかなかそううまくはいきません。地上に出ているツタを抜いた後は、土の中に潜ってるサツマイモを丁寧に掘り出していきます。「サツマイモの皮は思ったよりもやわらかいですね。傷つけないようにするには、コツがいります」という参加者の声も。中腰になって一本一本掘り出す作業は、想像以上に大変で、難しい作業でした。

昼食は、東松島の田んぼで採れた新米のおにぎり。味の素冷凍食品の焼き餃子と水餃子で力をつけ、午後の作業にも精を出しました。「土に触るのは久しぶり。すがすがしい気持ちになりますね。農家の方の苦労や喜びの、一部を体験することができて、良かったと思います」と話す参加者もいました。

作業後は、東松島の里山に作られたツリーハウスを見学。仮設校舎で学ぶ地域の小学生が、山々の自然に触れ合い、学ぶ場として活用されているそうです。

さまざまな場所で、それぞれの取り組みが進む東松島。豊かな自然に囲まれたこのエリアの、多くの可能性を感じる1日となりました。

2014年度 支援先のご紹介
  • 特定非営利活動法人 みやぎスマートアグリ
  • 農事組合法人 クローバーズファーム
  • 特定非営利活動法人 ザ・ピープル