東北復興支援への取り組み

東北に元気を! 明日を耕すプロジェクト

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2012年度プロジェクトレポート 農家のこせがれネットワーク活動報告 皆様からご寄付いただいた支援金を使った、被災地での農業復興支援の様子をレポートとしてお伝えいたします。

2012年11月23日(金) 東京六本木にて
本プロジェクト支援事業のひとつ、「東京研修」を取材しました。

今回の支援先のひとつ「農家のこせがれネットワーク」 が「日本財団」と共に、被災農家の方々を東京に招いて行った「東京研修」を取材しました。

復旧から復興へ。3段階の支援プログラムを実施。

「日本財団」と「農家のこせがれネットワーク」によって、被災農家のハード面(設備復旧)だけではなく、ソフト面(経営能力)の向上を目指した3段階の支援「3R-Step project」が実施されています。
1段階目では震災で被害を受けたビニールハウスや豚舎の修復作業などハード面の復旧支援を、2段階目では、経営・生産・販売の専門家による、農業経営のスキルアップ研修を、そして最終段階である3段階目の支援「東京研修」が、日本財団経営支援グループ長谷川さんたちの主催の元、宮城や福島の農家さんたちを招いて東京六本木で開催されました。「東日本大震災で大きな被害を受けた東北の農家ですが、実は震災前からも農業界の低迷による収益減が大きな課題となっていました。東北の農業を復興していくためには、農業再開のためのお手伝いだけではなく、農家の経営向上のためのノウハウを、これからを担う若い農家の皆さんを中心に伝えて行く事が重要なんです。」

農家の方が消費者と直接繋がる「東京研修」。

「東京研修」では、農家の方が今後都心部での販路を拡大していくための「マッチング商談会」、レストランでお客さまを前に自分で作った作物を食べていただく「農家LIVE」、そして新しい販売スタイルとして東京で定着しつつある「マルシェ」での商品販売が行われました。
「マッチング商談会」では、百貨店・小売りバイヤーの方から、東京で農作物を販売していくためのノウハウを惜しみなく伝授していただきました。これまで作物を市場へ出荷するだけだった参加者の多くは、目からうろこの情報が盛りだくさん。続いては、「東京研修」のハイライト、レストラン「六本木農園」での「農家LIVE」です。流行の発信地六本木のレストランで、自分たちが作った作物をお客さまに食べてもらいながら、自分たちがどのように工夫をして大切に作物を育てているのかを伝えます。そして最後は「マルシェ」での作物の販売。六本木アークヒルズの「マルシェ」に集まるのは目の肥えたお客さま。出店者側も魅力的なディスプレイで洗練されています。被災地の農家のみなさんも負けじと自慢の作物を販売しました。

日本財団 長谷川 隆治さん

日本財団
長谷川 隆治さん

地域農家を巻き込んで、みんなで農業復興を。

今回被災地から参加した10人の若手農家の中に、以前取材をさせていただいた宮城県伊藤農場の伊藤竜太さんの姿がありました。「東北を元気に!明日を耕すプロジェクト」による支援により豚舎などハード面の修復を行いながら、経営能力向上のセミナーでは、商品のブランディングや販路の拡大など、経営改善の方法を学んできたそうです。
「父が作ってきた作物や豚の品質にはこだわりも自信もあった。でも商品のアピール方法や、消費者の求めているモノを学べたことは大きい。震災がなかったら、講師の方々と知り合うこともできなかったし、同じ志をもった若い農家の仲間もできなかったと思う。ピンチをチャンスに変えてくれた『明日を耕すプロジェクト』には感謝してもしきれない。」と語ってくれました。
伊藤さんは「東京研修」の各メニューに意欲的に参加。「マッチング商談会」ではバイヤーの方から「せっかく手の込んだ生産をしているのだから、それがストーリーを持って伝わるようなパッケージを」というアドバイスを受け、「農家LIVE」では持参したクロレラ米や里芋、そして自慢の島豚を熱心にプレゼンテーションした所、お客さまの反応も上々で、とても盛況でした。さらに「マルシェ」での販売を終えた伊藤さんは「生産者である自分たちが、直接お客さまに販売をするという経験は貴重でした。東京といっても場所によって求めている物が違うこともわかりました。」と、経営の向上に向けた手応えを感じていました。

伊藤農場 伊藤 竜太さん

伊藤農場
伊藤 竜太さん

皆さんの支援が、復興の支えに。

日本財団の長谷川さんは「東北を元気に!明日を耕すプロジェクト」の支援について振り返ります。「いただいた支援を元に若手農家の皆さんが得た、商品に対するバイヤーやお客さまの言葉の一つ一つが復興への大切な財産です。このような機会を与えてくださった味の素冷凍食品様と、「ギョーザ」を食べて支援してくださった多くの皆さまに心から感謝します。震災に負けず、最高の商品作りや商品販売の支援を継続することで感謝の気持ちにかえさせていただきます。」

2012年度支援先のご紹介
  • 農家のこせがれネットワーク

    ※農家のこせがれネットワークに関しては、団体をバックアップしている日本財団を通じて寄付されました。

  • 特定非営利活動法人農商工連携サポートセンター
  • 特定非営利活動法人遠野まごころネット